"究極のベーシック"を掲げるBURGUS PLUSが送り出すジーンズの最上位モデルがLot.900番台。本作はそのシリーズのジャケットとなります。ワークウェアとして生まれたデニムがファッションにも取り入れ始めた1950年代をイメージ。脱がなくてもフィット感を調節できるサイドアジャスターや一つだったポケットの増加など、純粋な進化を果たした2ndタイプ。無骨さは鳴りを潜め、その洗練されたデザインがファッションウェアに認められたのは当然の結果かもしれません。生地は天然藍を使用したインディゴ糸による、14oz相当のセルヴィッジデニム。天然藍はそもそも綿には染まりづらい染料。濃く染めるため、「枷染め」が用いられます。しかし、枷染めは糸の中心まで染まる方法。デニムの醍醐味である色落ちにはロープ染色による糸の中心が白を保つ「中白」が必須。「本藍のロープ染色」は、不可能と言われていたにもかかわらず職人達の研究と試行錯誤の末にようやく生み出されたまるで錬金術のような代物です。本藍ロープ染色の経糸は2種類の太さの糸をミックス。ショートスラブ糸とロングスラブ糸という、節の太さが異なる糸を組み合わせることで生地に複雑な凹凸感が生まれ、天然藍ならではの綺麗な色目を際立たせます。天然藍は合成インディゴに比べ色落ち速度は緩やかです。しかし、ただ白っぽくなる色落ちではなく、藍から青へ純粋に移りゆく変化は天然藍ならでは。どうかじっくりと時間をかけてご堪能ください。
[特徴的なディティール]
misspeak
udderlike