素材と向き合いよりヴィンテージ感を出すためのレザージャケットを新たに作りました。
ベースとしたヴィンテージはモンゴメリーワード社の一つのブランドWind Wordが作っていた2 Starのライダースジャケット。
当時の型紙のままだと今着るにはあまりにも不恰好だった為、現代の着こなしに合わせ型紙を製作。
長年JELADOで定番として展開したジャケットになります。
新たに開発した素材は約1.6mm厚のホースハイドを使用し、コンビ(クローム×タンニン)鞣しをしました。
クロームで鞣したあと、溶剤を洗い流し再度タンニンで鞣すことで、タンニンの長所を引き出し、程よい革の重厚感と着込んだ時のアジが増すよう材料を用意しました。
下地を薄茶に染めたのちに、東京の老舗仕上げ工場さんにて、丘染めで黒を吹き付けました。いわゆる茶芯のレザーです。
今回はより黒を強く出すため、顔料と染料を半分ずつ混ぜたセミアニリン仕上げで色を入れました。
下地に色が入る染料と上に塗膜が張られる顔料がちょうどよくマッチして着込むとよい経年変化が生まれます。
顔料100%にはない革のやわらかさと、薄く塗膜が張られた状態なので、着こむと早々に下地の色が顔を出します。
今回はよりシンプルなライダ......
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